幼児、小学生から始める【英語の多読】が効果抜群!やり方、本の選び方、実践報告

学習法

こんにちは。

子ども英語教室の運営をして7年目、バイリンガル育児は10年以上の、チーナです。

幼児や小学生の英語教室は、音声での英語のインプットに注目しがちですが、文字のインプット、【絵本の多読】も同時に行うことで、英語のリスニングやスピーキングの理解をぐんと速くさせることができます!

まずは、おうちで絵本の読み聞かせをする、または、CDやアプリで音読の「音声をかけ流す」ところから、好きな絵本に出会いましょう。

ママも簡単に始められますよ​!

子どもの読書の写真

英語多読のやり方

始める子のレベルは、

ある程度フォニックスを知っている
英検5級の語彙力(600語)の半分くらい

を​目安にして​いますが、絵本の音声の「かけ流し」や、読み聞かせは0歳から始められます!

多読の基本のルールは、

  1. わからない単語があっても調べない(調べなくてもわかる本を読む。)
  2. わからない文章があっても調べない(わかっているところをつなげて読む。)
  3. ​つまらなくなった​らやめる

(SSS英語多読研究会のホームページ参照:https://www.seg.co.jp/sss/learning/)

難しすぎると子どもの興味が​なくなってしまうので、2、3語で文章が成り立つ簡単な絵本をまず「声に出して」​読ませてみてください。

​その後、​その絵本のストーリーや登場するキャラクターについて一緒に話し合います。

読むのが難しい段階でも、音声の中で聞こえた単語を、大人が絵を指さしてあげたりすると子どもの集中力が続き、自分でもパラ​パラと​絵本を見るようになります。

はじめての多読のやり方(まとめ)

  1. 幼児の頃は、耳から聞いて文字と照らし合わせる。(​読み聞かせ、CD)
  2. フォニックスを習得し、単語数も増えてきたら、実際に2、3語の文章の絵本を読ませてみる。
  3. 子どもが先に進みたいと思ったら、5語以上の文章も読むようにする。

達成感を感じて、次の本へ進むことが、継続する1番の方法です。

そのためにも、初めの数年は本が読めたら音読してもらい、周囲が褒めてあげるのがいいですね!

英語多読のための絵本の選び方

絵本は、できれば数冊の中から、子どもが自分で選べると、初めのやる気が出てくると思います。

おすすめは図書館です。赤ちゃん向けの英語絵本を数冊以上揃えている図書館が増えています。

購入する場合は、子どもと一緒にどれがいい?と選んでみましょう。​

「かけ流し」ができるので、初めは音声付きCDがおすすめ

ラボ​教育セン​ター​出版の絵本シリーズ

​難しい内容のものも多いですが​、「かけ流し」が​多い時期は、​難しく​ても​インプットがとにかく多く、日本語の語彙力の勉強にもなる、質の高い音声録音です。

うちの息子たちは、3歳の頃、宮沢賢治のセロ弾きのゴーシュなどを、英語で聞きながら絵本を見て物語を楽しんでいました。

実際にラボの絵本を読み始めるのは、小学校高学年くらいからで、多読のスタートはもっと簡単な絵本から始めました。

かんたんな2、3語の繰り返しで、​「暗記」できそうな絵本

Bob‘s Books

「ひとりで一冊​ぜんぶよめた!​」という子どもの言葉が聞けるように、幼児のレベルから小学校低学年程度のレベルまでのシリーズに分かれています。

最初は、アルファベットとフォニックスに慣れるところから、そして韻を踏んだ3語程度で作られる文章を通じて、ストーリーを楽しみながら多読に慣れていくことができます。

アメリカで実際使われている教材で、フラッシュカードも一緒についてくるため、絵本の単語を絵本とは別で確認することができます。

CTP (Creative Teaching Press)

Creative Teaching Press(CTP)という出版社から出ている、アメリカで読まれている多読のための絵本です。
上記のBob’s booksのように、レベル別でわかれているだけでなく、「算数」「社会」「サイエンス」と内容が分かれているので内容も興味をそそり、楽しく読めます。

その他、ORT(Oxford Reading Tree)など、有名なイギリス英語の多読教材もありますが、私が英語教室で実際に使っているものを紹介しました。

絵本と音声が聞ける無料アプリを活用する方法もあります。ただ、読み聞かせができることを目的としていることもあり、私の英語教室では、基本はパラパラとめくれる絵本を勧めています。

多読の効果【英語教室の実践報告】

私の教室では、主に​小学校5年生から多読を​している​子が​多いです​が、​​​読み終わった​本を、教室のみんなの前で読み聞かせをしています。

教室は、小学校低学年を​含めた​​異年齢のグループなので、高学年の子の読み聞かせは、すごく楽しく聞きたがり、私も簡単な絵本なら読みたい!と、フォニックスの勉強を熱心に始める低学年の子達が増えました。

10歳前後で、フォニックスをある程度わかっている多読を始めた子達は、数ヶ月で20冊ほど読み終わり、英語の能力全体が高まりました。

具体的には、、、

語彙力がつく(日常で使う身近なもの)
耳だけでなく、目でも文章を確認できるため、スピーキングに自信がつく
わからない単語があっても全体の意味を把握できる、リスニングに役立つ意味理解が深まる
日本語に訳さないで理解する、英語脳が​鍛えられる

CTPの本の、まだレベル1、2程度ですが、自分で英語の絵本を読めるということが、自分の自信にもつながっているため、自己肯定感も​高まり素晴らしい効果を感じています!

まとめ

英語の絵本に親しむところから始め、0歳から多読の基礎をつけ始めることができます!

絵本は、日本語の習得の過程でもとても役立つように、ストーリーが好きな幼児期から、身近に親しむことで、英語力を​総合​的に高められることが期待できます◎

この記事では、多読の初心者が、どのレベルから、どのように多読を始めたらいいのか、その効果を、私の英語教室での実践報告を兼ねて紹介しました。

まだ多読を始める以前の英語レベルのお子さんは、フォニックスを学ぶのがおすすめです◎

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